起業に必要な3つの費用とその内訳を徹底解説

起業の際に最も苦労することの1つが費用の準備です。日本政策金融公庫のアンケート調査によると、開業時に苦労したこととして「資金繰り、資金調達」と回答した企業が43.9%と高い割合を占めています。[注1]

ここでは、具体的にどんな費用が必要になるのかを知っておきたい方に向けて、起業に必要な3つの費用について詳しく解説いたします。

[注1]日本政策金融公庫総合研究所/2018年度新規開業実態調査/5開業後の状況と開業にかかる課題[pdf] 

目次

  1. 起業にかかる3つの費用は登記関連費用・資本金・ホームページ作成費用
  2. 3つの費用を準備できたら素敵なロゴも作成して会社をスタートさせる

起業にかかる3つの費用は登記関連費用・資本金・ホームページ作成費用

日本政策金融公庫総合研究所の調査によると、開業費用は少額化の傾向にあります。2018年度の開業費用の平均値は1,062万円と、調査開始以来最も少ない額となりました。開業費用の分布を見ても「500万円未満」の割合が37.4%と最も高くなっています。[注2]その理由は、宣伝や販売にインターネットを利用することで、少ない資金でも起業できるようになったからだと言われています。
過不足なく適正な起業資金を割り出すためにも、必要な費用をしっかり知っておきましょう。

[注2]日本政策金融公庫総合研究所/2018年度新規開業実態調査/4開業費用と資金調達[pdf]
 

費用1. 登記のための法定費用が必要 株式会社設立なら約25万円〜

会社を立ち上げるためには、まず会社の設立申請をして登記をします。登記をするためには法定費用が必要です。

金額は会社の種類により異なりますが、次のようになっています。

  • 株式会社設立のためには約25万円〜必要
  • 合同会社設立のためには約10万円〜必要

必要となる費用の内訳は下記をご覧下さい。

【会社設立にかかる法定費用】
  株式会社 合同会社 個人事業
定款:収入印紙代 40,000円 40,000円 なし
定款:謄本手数料 2,000円程度 なし なし
定款:認証手数料 50,000円 なし なし
登録免許税 最低15万
または
資本金×0.7%
最低60,000円
または
資本金×0.7%
なし
合計 25万円程度〜 10万円程度〜 なし

個人事業の場合には登記のためにかかる法定費用は特にありません。ただ、法定費用がかからないから得なのかといえばそうでもなく、開業後の事業拡大にデメリットのある場合も考えられます。
株式会社にするのか、その他の会社にするのかは、ご自身の会社の将来を思い描いて総合的に判断しましょう。

登記が完了したら、さらに手続き・届け出のために下記のような諸費用もかかります。

  • 登記事項証明書:1通600円(オンラインなら1通500円)
  • 印鑑証明書:1通450円(オンラインなら1通410円)
  • 実印などの費用:「実印」「銀行印」「角印」の3点で1万円程度

細かい諸費用も考えて余裕のある資金準備をしましょう。

費用2. 資本金として初期費用プラス最低3ヵ月分の運転資金が必要

資本金として初期費用プラス最低3ヵ月分の運転資金が必要

最近は「1円起業」といった言葉も耳にしますが、起業後のスムーズな会社運営のためにはやはり「1円は厳しい」と言わざるを得ません。

起業するなら、事前に資本金として

  • 初期費用
  • 最低3ヵ月分の運転資金

の2つを用意することが必要です。
それでは内訳を詳しくみていきましょう。

初期費用の金額は15万円程度から数百万円まで業種により様々

初期費用はオフィスや店舗を取得するための費用と、パソコンやコピー機などの職場環境を準備する費用のことです。

  • 自宅でインターネットを利用したスタート:15万円程度〜
  • 飲食店をスタート:店舗の設備などに数百万円〜

と、業種により必要となる金額には大きな幅があります。

特に多額の初期費用が必要となる飲食店についての内訳は下記の表をご覧ください。

【飲食店:店舗取得にかかる費用例】
  内容 相場(目安)
敷金 貸主に支払う保証金のこと
退去時に原状回復費用を差し引いて返金される
一般的に賃料の10ヵ月分
礼金 貸主に支払う費用 賃料の1〜3ヵ月分
仲介手数料 不動産会社へ支払う費用 賃料の1ヵ月分
前家賃 契約日の翌月分の家賃 賃料の1ヵ月分
造作譲渡費
(居抜き店舗)
前店舗の内装や設備を受け継ぐ場合に支払う費用 内装や設備により金額は様々
各種保険料
(火災保険等)
火災保険などの加入にかかる費用 約30,000〜40,000円

物件取得には賃料の約12ヵ月分が必要とみておきましょう。例えば、賃料が1ヵ月20万円であれば、初期にはまとまって約200万円を用意できると良いですね。
さらに居抜き店舗の場合には造作譲渡費として50〜300万円程度が必要と考えられます。

【飲食店:店舗の設備にかかる費用例】
  内容 相場(目安)
デザイン・設計 店舗のデザインや設計にかかる費用 工事費用の約10%
看板施工 看板の施工費用 100,000円程度
設備工事 空調や水道・電気設備を整えるための費用 坪単価約200,000円
クリーニング 店舗をクリーニングするための費用 約30,000〜70,000円
レジ レジ台を購入・設置するための費用 1台あたり約200,000万円
備品 食器やユニフォームの購入にかかる費用 備品の内容や量により金額は様々
販売促進費用 集客に必要な広告費用 方法・媒体に応じて様々

店舗の出店となるとコストが大きいことが分かりますね。思い描く店舗の実現のためには、デザイン設計や施工費用が全体の50%となることも。
どこまでこだわるのかは予算を考えて決定するようにしましょう。

上記の表にある販売促進費用を具体的に挙げると、

  • チラシ
  • インターネットサイト(食べログなど)

などのように、お店をプロモーションする費用のことです。
集客のためにはユーザーに存在を知ってもらうことが必要です。アピールするためには、企業独自の素敵なロゴを作成して印象に残るようにすると良いでしょう。

運転資金は命綱 最低3ヵ月分は用意すべし

前述したように店舗の出店には百万円を超える多額の初期費用が必要ですが、自宅でインターネットを使用して起業した場合は、十数万円で済むこともあります。しかし、どちらの場合にも、初期費用の他に最低3ヵ月分の運転資金を用意しておきましょう。

運転資金とは、水道光熱費や家賃など、事業の運営のために毎月必要な費用のことです。
起業してすぐに安定した収益を確保できるわけではありません。最低3ヵ月間は売上がなくても事業を続けられるだけの運転資金を確保しておきましょう。

また、売上が現金だけではなく売掛金の場合には、運転資金の確保はより重要です。売掛金の場合、いわゆる「ツケ」のような仕組みになるため、売上が発生してから現金になるまで数ヵ月のタイムラグがあります。この間の運転資金の確保はスタートした企業にとって命綱です。しっかり確保してから起業しましょう。

費用3. 集客できるホームページの作成費用が必要

集客できるホームページの作成費用が必要

集客のためには起業したらすぐにホームページを作成しましょう。一般的にホームページ作成のための費用の相場は、小規模な制作会社に依頼すると約30万円程度からです。大手の制作会社に依頼した場合には100万円近い費用がかかることもあります。
そんなに費用をかけられないという場合は、自分でホームページを作成するのもひとつの手です。

ホームページを作成するべき理由はなんといっても「ホームページがユーザーに自社の信頼をアピールしてくれる」ことです。
ユーザーがあなたの会社に興味を持ち、ネット検索をしたとします。その時にホームページがなかったら、「今時ホームページもないなんてこの会社は大丈夫かな」と不安を持つことでしょう。起業したら、自社のホームページの作成は欠かせません。

ロゴマークも作成して企業をアピール

ホームページ作成の際には合わせて企業のロゴも作成しましょう。「うちの会社にロゴは必要かな」と迷う方もいるでしょうが、ロゴは必要です!

分かりやすい例として、アップル社のiPhoneをイメージしてみてください。iPhoneの裏側にはアップルの象徴であるリンゴマークのロゴが付いていますよね。もしもiPhoneにこのリンゴマークのロゴがなかったとしたらどうでしょう。魅力や価値が全く同じとは考えられないのではないでしょうか。

ロゴの力が、スタートアップした企業の売上を左右することは確実です。自社の価値を高めてくれる、魅力あるロゴの作成をおすすめします。

3つの費用を準備できたら素敵なロゴも作成して会社をスタートさせる

ご紹介した費用をまとめると、株式会社を起業するためには

  • 登記にかかる費用
  • 資本金(初期費用+運転資金3ヵ月分)
  • ホームページ費用

が必要です。少なくとも500万円ほどはみておきましょう。

順調なスタートのためには費用の準備とホームページが欠かせません。特に自社の価値を高めてくれるロゴの存在は企業の運命を左右すると言っても過言ではないでしょう。大切な会社を最良の形でユーザーに知ってもらうため、素敵なロゴを用意して準備万端なスタートをきりましょう!
 

起業に必要な3つの費用とその内訳を徹底解説

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    • 準備

必要に応じて選べる3つのオリジナルロゴ作成プラン

長年の運営経験から生まれたオリジナルプランの中から、お客様の状況に応じてお選びいただくことが可能です。

ロゴデザインプラン

  • 2案提案
  • 54000
  • ご提案 約1週間後
  • キャンセル可能

筆文字ロゴ
デザインプラン

  • 2案提案
  • 64000
  • ご提案 約1週間後
  • 料金先払い

キャラクター
デザインプラン

  • 2案提案
  • 74000円~
  • ご提案 約10営業日後
  • 料金先払い

※表示料金は全て税別表示です。

ロゴデザイン実績速報

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