ロゴはフォント選びで差を!ロゴ作成で失敗しないフォント選び
ロゴ作成は絵柄のデザインだけだと思っていませんか?絵柄ももちろん大切ですが、それに付随する社名やサービス名のフォントもとても大切です。サービス名やサービスのコンセプトが伝わるフォントなのかどうかを考えながらロゴのフォントを選んで行きましょう!
フォントの種類によってロゴの印象は変わる
ロゴのイメージを決定づける要素のひとつであるフォント。フォントの特徴を知っておくことで、企業のメッセージや受け手に与えたい印象をフォントに結びつけることができます。
フォントは、日本語で使われる「和文フォント」とアルファベットに使用する「欧文フォント」の2種類に分けられます。ここでは、代表的なフォントを例に挙げて、ロゴにどのような印象をもたらすのか、詳しく解説します。
1.明朝体(英:セリフ)
明朝体は縦画が太く、横画が細長い書体です。横画の右端に三角形の山(うろこ)と呼ばれる飾りがつき、毛筆で書いたような「はね」や「はらい」が特徴的です。中国の宋時代において、木版印刷に使われた書体をルーツとしています。
欧文フォントにあたるセリフも明朝体と同様に、線の先端に飾りのある書体となっています。線に強弱を持つことから、可読性に優れたフォントとして、主に新聞や書籍で使われています。このふたつのフォントは、「伝統」「上品」「知的」「高級」「真面目」なイメージを表現するのに適しています。
◆明朝体(英:セリフ)を使ったロゴの事例
LOGO市で作成したロゴのなかから、明朝体(英:セリフ)のフォントを使っているロゴの事例を3つ紹介します。
●株式会社ユニピス様のロゴ
ロゴマークの雰囲気にマッチするセリフ系のフォントを使用しています。真面目で誠実、そして知的な印象のロゴです。
●木下会計事務所様のロゴ
日本語部分は明朝体を使用しています。読みやすくて、信頼感・安心感を与えることができるロゴデザインです。
●石原不動産株式会社様のロゴ
上品さと高級感がイメージされるセリフ系のフォントを使用しています。「A」のアレンジも特徴的で印象に残るロゴデザインです。
2.ゴシック体(英:サンセリフ)
縦画、横画ともに太さが均一で、飾りを持たない書体です。遠くから見ても何を書いているのか判別しやすく、看板広告で使われることが多いです。
欧文フォントでは「サン(~ない)+セリフ(飾り)」の意味を持つサンセリフに該当します。こちらも飾りがない文字体が特徴で、見やすくシンプルな印象です。企業でもこのサンセリフを使用しているところも多く、IBMやパナソニックなどのロゴもこちらです。
ゴシック体もサンセリフも全体的にインパクトがあり、目立ちやすい書体であることから、「カジュアル」「親しみやすい」「楽しい」「新しい」といったイメージをもたらします。
◆ゴシック体(英:サンセリフ)を使ったロゴの事例
LOGO市で作成したロゴのなかから、ゴシック体(英:サンセリフ)のフォントを使っているロゴの事例を3つ紹介します。
●有限会社星野工務店様のロゴ
親しみやすいイメージに合うはっきりとした印象のゴシック体を使用しています。ロゴマークとあわさって、インパクトのあるデザインです。
●株式会社 渡常様のロゴ
ゴシック体を使用することで、全体的にメリハリのある印象になっています。文字だけでもインパクトのあるデザインです。
●株式会社大藤様のロゴ
太めのゴシック体で、力強さを感じるデザインです。ロゴマークに合わせてアレンジした「A」も良いアクセントになっています。
3.ほかにもフォントはたくさん!
上記で紹介した他にも、フォントにはたくさんの種類があります。
和のイメージを感じさせるようなフォントもあれば、角に丸みを帯びていてやさしいイメージのフォントもあります。
ロゴのイメージに合わせてフォントを選ぶことが重要ですが、より個性的なフォントを使用して企業をアピールしたいのであれば、オリジナルのフォントを採用する方法もあります。
独自性のあるフォントは企業のイメージをより反映したものになるため、他の企業と差別化しやすくなります。標準的なフォントと比べて遊び心に富んだデザインにもなり、印象に残りやすいというメリットもあります。筆で手書きした文字もそうですね。標準的なフォントには無いオリジナリティがあります。
◆オリジナルフォントのロゴの事例
LOGO市で作成したロゴのなかから、オリジナルフォントを使っているロゴの事例を3つ紹介します。
●株式会社 MIC様のロゴ
ロゴマークに合わせてオリジナルで文字を作っています。特に「M」が特徴的で、印象に残るデザインです。
●Cloud Service Conductor様のロゴ
筆書きで作成したオリジナルフォントです。筆ならではの躍動感がインパクトを与えるデザインです。
●物撮り.jp様のロゴ
カメラのイメージに合わせて、イチから書き起こしたこだわりのつまったオリジナルの文字です。ポップで親しみのあるデザインになっています。
いかがでしたか?どんなフォントを使うのかでかなりロゴの印象が変わることがお分かりいただけたでしょうか。
ロゴ作成のフォントの選び方
次は、ロゴを作成するにあたってフォントをどのように選ぶべきなのか、ポイントを押さえつつ、紹介していきます。
ロゴの全体像を決める
まずはロゴとなる全体像のイメージを固めておきます。ロゴには企業を象徴的に表したシンボルマーク、企業名やブランド名の文字列を表したロゴタイプ、シンボルマークとロゴタイプを組み合わせたロゴマークの3種類に分類されます。フォントをどんな形にするか、シンボルマークとフォントをどのように組み合わせるのか、いくつかデザイン案を出していきましょう。
企業名を広く認知してもらいたいのであれば、ロゴタイプでインパクトのあるフォントを、ブランディングとして顧客に価値をもたらすのであればロゴマークでシンボルマークと統一感を持たせたフォントを選ぶと良いでしょう。
ロゴの持つ効果をより発揮したいのであれば、あらかじめ企業理念や社風、サービスを受け手にどう届けたいか、いくつかキーワードを書き出していき、そこから派生して作ると、フォント選びがスムーズになります。
文字の太さ(ウェイト)+フォントの種類で選ぶ
イメージを固めることができたら、文字の太さも含めてフォントを選んでいきます。同じフォントを使ったとしても、太さを変えるだけで、見た人の印象が変わっていきます。
文字の太さを細くすると、繊細で落ち着いた印象になり、逆に太くすると力強く、信頼感のある印象になります。
例えば、同じ明朝体のフォントであっても、線が太ければ硬く、活発で情熱的なイメージとなり、細い線であれば柔らかく、優美で洗練されたイメージとなり、全く異なる印象を持たせることができます。
フォント選びの注意点
では、フォントを選ぶ時には何を注意すればいいのでしょうか?デザイン性にこだわりすぎても、簡素にし過ぎても人の印象に残らず、せっかく作ったロゴの意味がなくなってしまいます。もちろん自分の会社のロゴなので好きなように作ればよいのですが、これだけは避けたい、ということだけご紹介します。
フォントの読みやすさを意識する
注意点として、フォントを選ぶ際には、一目で見てわかりやすいものを選ぶように心がけましょう。オリジナリティを意識してしまうあまり、風変わりなフォントを使用してしまうとかえって読みづらく、どんな企業であるのか伝わらないことになってしまうため、受け手の立場になって選択するようにしましょう。
手書きフォントもオリジナリティがあって良いですが、気を付けないと読みにくいものになってしまいます。こだわりすぎるあまり、そのフォントが読みやすいのかどうかを忘れないようにしましょう。
ただ、アパレルのブランドロゴや飲食店など、読みづらいものが逆におしゃれ、目立つ、という場合もあるのでなかなか難しいところです。
そのため、自社の業態に合わせて、何を優先するかを決めるのが良いでしょう。誠実さや堅実さを示すのであれば、読みづらいフォントは避けた方が良いですし、おしゃれさや、唯一無二感を出したければ読みづらいフォントでも構いません。
ロゴのフォント著作権に注意
素敵なフォントが見つかっても、実はそのフォントには著作権があり、商用利用できない場合もあります。
フォントのライセンスはさまざまです。無料で使用できる場合もあれば、購入が必要なもの、そもそも商用利用はできないものなど、いくつか種類があります。
ライセンスに関しては、ロゴ作成会社に依頼をした場合は、その辺りの判断も行ってもらえますので安心です。
また、オリジナルのフォントを作った場合は、もちろんその心配もありません。
LOGO市ではフォントまで含めロゴのご提案をします
LOGO市のオリジナルロゴ作成プランでは、フォントも含めてロゴのご提案をしております。
業者によっては、フォントがあるかないかで、ロゴの作成料金が変わるところもありますが、フォント選びも含めてロゴ作成です。なので、LOGO市では、フォントの有無によって料金を変えずにご対応しております。
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