ロゴ作成の依頼前に準備しておくと良い7つのこと
ロゴ作成の依頼前に準備をしておくと良いこと、知っておいた方が良いことがいくつかあります。あらかじめ準備しておくことで、漠然としたイメージがより明確となり、作成したいロゴのイメージが定まってくるでしょう。また、しっかり準備をすることで、ロゴ作成を依頼するロゴデザイナーとのコミュニケーションもスムーズになります。
この記事では、ロゴ作成依頼のための準備のあれこれをまとめています。是非、依頼前のご参考にしてください。
目次
まずは「ロゴ」について知りましょう
依頼準備の前段階として、まずはロゴについて知りましょう。
ロゴとは?
ロゴとは、会社や団体、または商品を特徴づけるデザインされた「シンボル」です。人はロゴを見るだけで、どんなブランドなのか、またその商品価値をイメージしますね。
もともとは古代ヨーロッパで、となりの牧場の羊などと間違わないために焼き印を押したのが始まりだそうです。ただ区別するためだけだった印ですが、となりの牧場の羊のミルクより、特別においしかったらどうでしょう。その焼き印はブランドロゴとなるのです。
ロゴについてもう少し詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
⇒ロゴについて詳しく知りたい!
「ロゴマーク」と「ロゴタイプ」
ロゴには「デザインだけで表されたロゴマーク」と「文字で表されたロゴタイプ」があります。また「マークと文字を組み合わせたロゴ」も多く使われています。たとえば、アップルやツイッターはデザインだけのロゴマーク、グーグルやアマゾンは文字だけのロゴタイプです。ユーチューブは再生マークと文字を合わせてアイコンになっていますね。
ロゴマークとロゴタイプにはそれぞれ役割や特徴があるため、その違いを知っておくことで、どんなロゴを作りたいか考える際に役立ちます。
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⇒ロゴ作成で知っておきたい!ロゴマークとロゴタイプの違いとは?
なぜロゴを作成するのか?
ロゴを作成するメリットには、わかりやすさ、イメージ、統一感などがありますが、一番の役割は「安心感をあたえること」です。ロゴは視覚情報として多くのことを語ります。消費者の多くがこの視覚情報で商品を手にするといいますから、ロゴの重要性がわかります。 「この会社だからまかせられる」「この店だったらおいしい」そんな安心感を、ロゴは年数をかけて育ててくれるのです。
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⇒企業ブランディングでロゴが重要になる4つの理由
ロゴ作成の依頼前に準備しておくと良い7つのこと
ロゴとは何か、そしてロゴを作成するメリットは何か分かったところで、効果的なロゴを作るために必要な準備についてお伝えします。理想のロゴを手に入れるためにとても大切な準備ですので、是非、ご参考にしてください。
1.ロゴを作成したい「対象」の背景をまとめる
ロゴには、色々なものがあります。言ってみれば家紋もロゴですし、トイレなどを表すピクトグラムもロゴの一種です。ロゴ作成を依頼するには、作りたいロゴが何なのか明確に決めておくのも大事な準備になります。
「会社のロゴ」「サービスのロゴ」「商品のロゴ」とそれぞれ持たせる意味合いが違ってくることがあります。たとえばトヨタは「レクサス」のロゴを作ることによって、高級車のブランディングに成功しました。資生堂は商品ごとのロゴによって、対象年齢や価格帯をわかりやすく表現しています。
◆会社のロゴなら
会社のロゴの場合「企業理念」は重要な位置づけです。前もって準備しておきましょう。例えば、アマゾンのaからZにかけてデザインされている矢印は、「日常のすべての商品を取りそろえる」という理念が込められています。
◆サービスのロゴなら
サービスならクロネコヤマトの子ネコをくわえるロゴは「運ぶ」というサービスをうまく表現しているでしょう。サービスの特徴をロゴにすることで、社名がおぼえられる前でも何をする会社かを知ってもらえます。
◆作りたいロゴの対象の背景をまとめる
「何のロゴを作りたいのか」という情報をあらかじめ準備して、ロゴデザイナーに伝えることはとても大切です。いいロゴを作るために、より具体的な想いや目指すところなどの背景をまとめるのも必要な準備です。
2.ロゴを作成する目的を書き出す
次に、ロゴを作成する目的を書き出しましょう。
◆ロゴを作る目的、なぜ作るのかを明確に
ロゴ作成依頼といえば「だいたいの希望イメージを伝えたらいい」そう考える人は多いです。それも間違いではありませんが、目的をはっきりと準備しておくことで、ロゴは格段にいいものになります。
- 「信頼される会社のためのロゴ」
- 「親しみやすいイメージのためのロゴ」
- 「やさしいサービスがわかるためのロゴ」
ロゴを作る理由にも、たくさんの情報が散りばめられているからです。有名企業のロゴには、そんな「なぜ」といった思いを準備してから作成するものが多いでしょう。
たとえばローソンのロゴにある牛乳ボトルのシンボル。ローソンは、1939年アメリカで起業した食料品店です。客の評判を集めたのは新鮮な牛乳だったことから、牛乳ボトルのロゴを今でもコンビニの看板にしています。目的やなぜといった理由づけが、ロゴをよりブランド力のあるものにするのです。
◆ロゴの作成目的を準備することで、訴求ポイントやターゲットもはっきりしてくる
具体的にロゴを作る目的、なぜ作るのかを準備して書き出すことで、企業や商品の訴求ポイントである強み、消費者、取引先像がはっきりします。ロゴは単なるシンボルでなく、戦略的なアピールにもなるのです。また、どんなものにロゴを使うのかといったことも書き出しておくと、適切なロゴデザインの作成を依頼することができます。
3.ロゴで伝えたいイメージを考える
ここまでどんなロゴを作りたいかを整理してきましたが、ここでは見た人に伝えたいイメージをあらためて考えておきましょう。「作りたいロゴ」と「伝えたいロゴ」は同じようで違うこともあるため、事業内容、雰囲気、ターゲットなどについても、整理しておくことがロゴ作成依頼の準備になります。
◆ロゴで事業内容そのものを伝えたいなら
事業内容を伝えたいのなら、業種がすぐわかる具体的でシンボリックなデザインをロゴマークにするといいですね。不動産屋なら家や町など、花屋なら花のデザインになります。ヘアサロンではハサミをモチーフにしたロゴをたまに見かけるでしょう。パッと見て事業内容がわかることは、宣伝としてのアピールにつながるのです。チラシなどよりも広告効果は大きいかも知れませんね。
◆ロゴで事業がどんな雰囲気なのかを伝えたいなら
ロゴデザインでは、信頼できる誠実な印象を表現することも、お手軽でリーズナブルなイメージを優先させることも出来ます。また、男性向けなのか女性向けなのかも、ロゴデザインで伝わるのです。飲食店では洋食か和食かもわかるようにデザインされていることが多く、ロゴを目にしたことで、とくに決めていなくても、なんとなくといった再来店につながることも少なくありません。
見る人にどんなイメージを伝えたいか、あらかじめ準備しておくことで、イメージの優先度が明確になり、どんなロゴ作成を依頼したいのか、方向性がおのずと決まってきます。伝えたいイメージを具体的に準備しておきましょう。
4.作成したいロゴに近いイメージを探す
作成したいロゴに近いイメージを探すことも大切です。
◆ロゴデザイナーにイメージをどう伝えるかのために準備は重要
ロゴ作成の成功のコツは、ロゴデザイナーにいかに自分の希望を、うまく伝えられるかになります。ところが言葉で「かっこよく」「やさしそうに」「強く」と説明しても、基準は人それぞれなので、簡単には伝わりません。ジェスチャーゲームで身振り手振りしても、全く違う答えが帰ってきたり、友人が美人だという女性が、自分にとっては美人じゃなかったりします。
そこで、希望のロゴデザインイメージを伝えるための近道を使いましょう。それは、作りたいロゴに近い「見本」をロゴデザイナーに見てもらうことです。「見本」を準備しておき、参考にしながら、ロゴデザイナーとイメージのすり合わせをすることで、イメージの距離が一気に近づきます。イメージに近い「見本」を見てもらうことで、「ああでもない、こうでもない」といった時間がなくなり、プロのデザイナーから最適な提案をしてもらうことができます。
◆LOGO市なら作りたいロゴデザインが見つかる
ロゴ作成会社のLOGO市では、様々な業種、様々なイメージのロゴ制作実績を沢山見ることができます。思い描いていたデザインに近いものがきっと見つかるでしょう。またロゴの実例を見ていくうちに、さらに自分の希望するデザインのイメージがクリアになってくることもあります。作成を依頼したいロゴに近いデザインは、イメージやカラーから選んでいくのもいいですし、直感で見つけるのもいいでしょう。/p>
5.ロゴに使用したい色を決める
色もロゴの印象を左右する大事な要素です。
◆ロゴの色は重要なコーポレートカラー
ロゴの色を決める時、多くの人が「自分の好きな色」を選びます。もちろん、それは間違いではありませんが、ロゴの色が会社やお店のイメージであるコーポレートカラーになるのだということを考慮して準備するのがいいでしょう。コーポレートカラーは会社やお店のイメージ(ブランド性)と一致していることが、見る人への安心感につながる大事な要素になります。
色が見る人に与える印象は、とても大きなもので、物を購入する時の心理に影響することが知られています。まさしく売れ行きが色で決まるのです。また誠実さや躍動的イメージなども色によって、感じさせられるでしょう。インターネット系の会社が知性の青、飲食系が健康のオレンジ、不動産系が安全の緑が多く採用されているのもそのためです。
◆ロゴの色は幅広く使うことを想定して決める
ロゴの色は作成の時点では、名刺くらいにしか使わないつもりでも、その後、ウェブサイト、パンフレット、ユニフォームなど、いろんな形で使われることが考えられます。どんなパターンで使用しても不自然にならないような色を選ぶことも大事です。
たとえば、あまりにぼやけた色だと、白背景でないウェブサイト上などでは、ロゴのインパクトが伝わらず、お客さんになかなか覚えてもらえません。ロゴの色には、競合他社との差別化を図る効果が少なからずありますので、そのあたりも意識して、ロゴに使用したい色を準備してはいかがでしょうか。
6.ロゴに入れたい名前を決める
ロゴに入れたい名前を決めましょう。社名やサービス名などになりますが、日本語で入れるのか、英語で入れるのかでもイメージは変わってきます。
◆ロゴマークと一緒にロゴタイプも作成しよう
ロゴマークを作るのなら、ロゴタイプ(文字部分)も作っておくと、使い方が広がって便利です。名刺に使用する場合、文字部分に社名が入るのでロゴマークだけでもじゅうぶんですが、ショップカードや販促品などのノベルティにロゴを入れる場合、出来れば社名やサービス名が入っている方がより効果的にイメージ付けができます。
「弁当宅配」や「訪問介護」など、一目見ただけで何をやっている会社なのかがわかる文字を入れるのもひとつの営業戦略です。ロゴのバランスとして正方形や、円形などに依頼することできますので、そこにどんな名前や文字を入れるかを、準備しておくといいでしょう。
◆ロゴタイプのフォント選びは大事
ロゴデザイナーにロゴ作成を依頼する大きなメリットが、フォント(書体)です。デザイナーは、一般人が持っていないフォントを数多く取りそろえ準備しています。同じように見えても、デザインされた文字は心理的にインパクトを与える効果があり、そのフォントで作成するロゴタイプは、出来上がりが秀逸です。
◆ロゴタイプは日本語か英語かでも違う
ロゴのイメージを大きく左右するのが、日本語か英語かです。一般的にわかりやすく親しみを持たせるなら日本語、スタイリッシュな印象を持たせるなら英語と言われています。町の飲食業では圧倒的に日本語、グローバルに展開する製造業では多くが英語を使用していますね。世界的な漢字ブームも気になるところです。日本語と英語の組み合わせを準備するのもいいでしょう。
7.ロゴ作成を依頼する業者を決める
ロゴ作成を依頼する準備ができたら、依頼する業者を探すことになります。一般的には、デザイン会社に見積もりを出してもらい、数社の価格を比較するなどして決めることが多いです。価格相場はロゴの場合、まさしくピンからキリまでだといえるでしょう。大企業などはロゴの作成と準備に数千万円をかけることもめずらしくはありません。
また、デザイン会社と一口にいっても、あまりロゴデザインを得意としないところもあるので、ポートフォリオ(作品実績)を見せてもらうといいでしょう。業者が決まれば、これまで準備してきたロゴ作成の具体的な内容をしっかりと伝えます。気をつけたいのは、ロゴが出来上がってくるまでの納期もデザイン会社によってバラツキがあります。いつまでにロゴいるかの希望も伝えておくといいでしょう。
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ロゴ作成のご依頼の際は、ぜひLOGO市にお任せください。
これでロゴ作成の依頼準備はばっちり!
ロゴ作成を依頼するには、意外にもしっかりとした準備があったほうがいいことが、おわかりいただけたかと思います。イメージやフォントをばくぜんと考えるだけでなく、なぜ、何のためにといった背景にある理由づけも、ロゴを作成する上であったほうがいいのです。
なぜならいいロゴには必ずといっていいほど、意味があります。そしてそれがデザインとして形になった時、誰もが目をひかれる、アピール力のあるロゴになるからです。
最後まで「ロゴ作成の依頼前に準備しておくと良い7つのこと」を読んでいただき、ありがとうございました。これでロゴ作成の依頼準備はばっちり!です。いつまでも大切にしたいと思える理想のロゴを手に入れましょう。