会社ロゴの考え方|理想のデザインを実現するための3要素

会社ロゴを作るのなら、会社の理念や想いを反映させた理想のロゴにしたいと考えるもの。

理想のロゴを実現するためには、「色」「カタチ」「モチーフ」の3つの要素を有効的にロゴに活用する必要があります。これらの要素でロゴの印象は大きく変わるので、より魅力的なロゴになるように適切に活用しましょう。

本記事では、会社のロゴ作成を考えるにあたり参考にしていただきたい「色」「カタチ」「モチーフ」に関する情報をお伝えします。ぜひロゴ依頼時の参考にしてください。

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目次

  1. 会社ロゴの印象は「色」で変わる
  2. 会社ロゴの印象は「カタチ」で変わる
  3. 会社ロゴの印象は「モチーフ」で変わる
  4. 理想の会社ロゴを作成しましょう!

会社ロゴの印象は「色」で変わる

色によってロゴが人に与える印象は変わります。同じデザインでも色が違うだけで印象が変わるので、会社ロゴを作るときには、まず「コーポレートカラー」と呼ばれる「会社を象徴する色」を決めましょう。

ここでは、代表的な色「赤・青・緑・オレンジ・黒」をピックアップして、それぞれの色が持つ印象を、「LOGO市」で作成した会社ロゴの実例と一緒にご紹介します。

赤色の会社ロゴ

赤色は、元気・パワフル・活発・情熱的といったエネルギッシュな印象を与えることができる色です。また、食欲増進や購買意欲アップを狙える色として、赤色は「販売色」や「購買色」と表現されることもあります。 生命力や行動力、エネルギーを象徴する色ですので、これらを表現したいときに使用すると良いでしょう。

ちなみに、日本の会社ロゴで一番多い色も赤色です。(例:ユニクロのロゴ、日清のロゴ)

赤色の会社ロゴ実例1
躍動感あふれるフォルムと赤色がマッチした格好良いデザインです。力強くエネルギッシュな印象ながら、落ち着きのある赤色にすることで、会社としての信頼感や誠実性も感じられます。
赤色の会社ロゴ実例1

赤色の会社ロゴ実例2
アウトドア系の商品開発という業務内容から、「山」「星」「太陽の光」をイメージしたデザインです。赤色は「購買色」でもあるので、商品開発というお仕事内容にもぴったりです。また、赤色によってアウトドアのイメージにぴったりな「活発でエネルギッシュな印象」も与えられます。
赤色の会社ロゴ実例2

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青色の会社ロゴ

青色は、エネルギッシュな赤色とは対照的に、爽やかさや知性、落ち着き、誠実さを連想させることができる色です。リラックス作用のある色とも言われているため、見る人に安心感を与えることもできます。

幅広く好感を持たれやすい色ですので、信頼感や誠実さを打ち出したい場合や、知性を表現したいときに使用するのがおすすめです。赤色に劣らず、青色も多くの会社ロゴに採用されています。

青色の会社ロゴ実例1
システムプログラム関連というお仕事内容に合う知性を感じるロゴデザインです。シンプルな構成も、濃いめのブルーという落ち着きある色のイメージとマッチしています。
青色の会社ロゴ実例1

青色の会社ロゴ実例2
同じ青色でも明るめの水色にすると、ぐっと爽やかさを出すことができます。それだけではなく、青色系統なので信頼感や誠実さもアピールできます。水色は明るく爽やかで、誰が見ても好感を持てるのではないでしょうか。
青色の会社ロゴ実例2

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緑色の会社ロゴ

緑色は自然を表す色で、穏やかさや調和を象徴します。そのため、安心感を与えられる色として病院・クリニックなどで使用されることが多いです。また、明るめのグリーンや黄緑は、フレッシュさを演出するのにも適しています。

緑色は安心感や安らぎといった印象を与えたい場合や、新しさや新鮮なイメージを出したい場合に使用するとよいでしょう。

緑色の会社ロゴ実例1
優しくもしっかりしたグリーンで、安心感のある印象になっています。農産物に関わるお仕事という点も、色から連想できるデザインです。さらに、緑色を使うことによって農産物の新鮮さもアピールできます。
緑色の会社ロゴ実例1

緑色の会社ロゴ実例2
こちらは黄緑寄りのグリーンを使用することで、より明るい印象になっています。丸みのある形とあいまって、親しみ易さや安心感が得られるデザインです。
緑色の会社ロゴ実例2

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オレンジ色の会社ロゴ

オレンジ色は、活気や親しみやすさを印象づけることができるほか、人の心を開きコミュニケーションを活発にする効果が期待できる色です。万人受けする色だとも言われています。

オレンジ色は赤色のような活動的なイメージを持たせつつ、朗らかな優しい印象も演出できます。

オレンジ色の会社ロゴ実例1
全体的に優しく温かい印象です。デザインイメージとあいまって「安心できる家」が連想されますね。少し丸みのあるデザインとオレンジ色がうまく合わさり、ほっこりと心があたたかくなる会社ロゴです。
オレンジ色の会社ロゴ実例1

オレンジ色の会社ロゴ実例2
二人の人が手を取り合ってアルファベットの「A」を表現しています。オレンジ色によって明るく活発な印象がありますが、丸みを帯びたデザインと併用することで優しい雰囲気も演出しました。また、緑色も合わさることで穏やかさも表現しています。
オレンジ色の会社ロゴ実例2

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黒色の会社ロゴ

黒色には、強さや重厚感、威厳などの印象を与える効果があります。高級感や落ち着いた雰囲気を出したい場合、または洗練されたおしゃれな雰囲気を出したい場合におすすめです。アパレルやスポーツメーカーなどのロゴにもよく使用されていますね。

また、黒色は有彩色を引き立てる効果が抜群で、一緒に配置されたほかの色が鮮やかに見えます。

黒色の会社ロゴ実例1
シンプルなデザインと黒単色のカラーで、洗練されたおしゃれな雰囲気を演出しています。高級感もあり、化粧品の製造・販売という業務内容にマッチしています。
黒色の会社ロゴ実例1

黒色の会社ロゴ実例2
重厚感のある黒色のなかに、アクセントで赤色を使用することで、メリハリのある格好良い印象になっています。力強さと高級感の両方を感じるデザインです。
黒色の会社ロゴ実例2

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こちらで紹介した他にも、イエロー・ピンク・紫・グレーなど、それぞれの色に意味や効果があります。下記の一覧もぜひ参考にしてください。

イメージ ロゴに使用している企業
イエロー 光、希望、陽気、ひらめき マツモトキヨシ、ロフト
ピンク 優しさ、愛情、温かさ、可愛さ サンリオ
高貴、優雅、神秘 ピーチ・アビエーション
グレー 都会的、高級、落ち着き ソフトバンク

会社ロゴの印象は「カタチ」で変わる

次は「カタチ」について見ていきましょう。色にもそれぞれ意味や効果があるのと同じように、カタチにもロゴの印象を決める上で大切な意味や効果があります。

ここでは「丸・四角形・曲線」をピックアップして、「LOGO市」で作成した会社ロゴの実例と一緒にご紹介します。

丸は、安定感があり美しさがあるカタチです。そのため、ロゴにも安定感・美しさ・広がり・優しさなどのイメージを与えられます。

特に正円は、さまざまなカタチのなかでも認識されやすく、印象に残りやすいカタチです。また、バランスも良いためシンボルマークにも多く採用されています。

そして正円に限らず丸みのあるカタチというものは、見ている人に親しみやすさを与えます。

丸を活用した会社ロゴ実例1
イニシャルの「OC」を活用した円状のロゴマークです。ご縁やつながりなどもコンセプトになっています。丸を用いることで、ご縁・つながり・安心・未来をイメージさせるデザインになりました。
丸を活用した会社ロゴ実例1

丸を活用した会社ロゴ実例2
中央のメインモチーフをぐるっと円状に囲うデザインをあしらい、全体が丸に収まるバランスで作成しています。発展や絆・つながりなどをイメージさせ、親しみやすく印象的なロゴマークです。
丸を活用した会社ロゴ実例2

四角形

四角形も正円と同様、認識しやすいカタチです。安定感があり、堅実さを表現するにも適していますが、角に丸みを持たせることで柔らかさや優しさも表現できます。

四角形は少しデザインを工夫するだけで印象が大きく変わるので、イメージにあわせてデザインを工夫してみましょう。

四角形を活用した会社ロゴ実例1
四角形を使用することで、安定感のあるデザインになっています。色も落ち着きがあり、信頼感がありますね。
四角形を活用した会社ロゴ実例1

四角形を活用した会社ロゴ実例2
こちらは同じ四角形でも角が丸いデザインです。角を丸くすることで、堅実・信頼のイメージのなかに、優しさをプラスしています。
四角形を活用した会社ロゴ実例2

曲線

曲線的なデザインは丸に近いイメージもありますが、使い方によってさまざまな印象に変化します。たとえば、しなやかさや優しさ・柔軟性、可愛らしさや高級感を出すこともできますし、躍動感やスピード感を演出することも可能です。

「LOGO市」での曲線を活用した実例を参考に、与えたい印象や希望のデザインをすり合わせてみましょう。

曲線を活用した会社ロゴ実例1
落ち着いた雰囲気のなかに、エレガントな優しさを感じるデザインです。しなやかな曲線を用いることで、優しさや存在感、女性の凛とした美しさを表現しています。
曲線を活用した会社ロゴ実例1

曲線を活用した会社ロゴ実例2
伸びやかなラインで翼をイメージさせ、成長や飛躍の意味も込めています。しなやかな曲線に躍動感を感じることができるデザインです。
曲線を活用した会社ロゴ実例2

他にも三角形六角形楕円など、様々なカタチとイメージありますので、ぜひ下記一覧も参考にしてください。

イメージ ロゴに使用している企業
三角形 上昇、方向性、先進性 アミューズ
六角形 縁起が良い、機械的、強い キッコーマン
楕円 柔軟性、変化、弾み トヨタ自動車

また、自社のロゴを表現するのにどんなカタチが良いか迷ったら、ぜひLOGO市のロゴ作成事例をご覧ください。さまざまなロゴを見ていくうちに、作りたいイメージが定まってくるはずです。

会社ロゴの印象は「モチーフ」で変わる

会社ロゴの印象は、「色」「カタチ」だけではなく「モチーフ」でも大きく変わります。

たとえば、自社の業種をモチーフにしてロゴを作成すると、「どのような事業を行っている会社なのかがわかりやすい」というメリットがあります。さらに、ロゴを通して「その業種のプロフェッショナルである」という印象も与えることもできるのです。

業種のほかに、イニシャルや会社の理念や想い・テーマなどをモチーフにするという方法もあります。作りたいロゴや取り入れたいデザインに合ったものをモチーフにして、理想のロゴを実現しましょう。

ここからは、ロゴデザインに取り入れられるモチーフはどのようなものがあるのかを、「LOGO市」で作成した会社ロゴの実例とともにご紹介します。

自社の業種をモチーフにする

自社の業種をモチーフにしてロゴを作成することで、「何をしている会社なのか」をロゴを通して伝えることができます。特に、専門的にひとつの事業だけに特化している会社に向いているロゴの考え方といえるでしょう。

たとえば、バーであれば「カクテル」や「ワイン」を、不動産屋であれば「家」をモチーフにするというように、自社の業種に合ったモチーフを考えてみましょう。

業種をモチーフにした会社ロゴ実例1
「ドローン関連のサービスや商品の提供」という業務内容をモチーフにしたロゴデザインです。ドローンをデザインに取り入れることで、何を提供している会社なのかがわかりやすくなっています。
業種をモチーフにした会社ロゴ実例1

業種をモチーフにした会社ロゴ実例2
「塗料・塗装用品、DIY商品や作業服などの販売」という業務内容をモチーフにしたロゴデザイン。刷毛をワンポイントで使うことで、どのような商品を取り扱っているかをアピールすることができています。
「塗」の文字の背景を塗り分けてたくさんのカラーを使い、豊富な品揃えと楽しい雰囲気をイメージさせるロゴデザインとなっています。
業種をモチーフにした会社ロゴ実例2

業種をモチーフにした会社ロゴ実例3
「水道業」をモチーフにしたロゴデザインです。ロゴマークは「雫」をモチーフに、水が連想されるようにやわらかく瑞々しく仕上げられています。さらに、メインカラーであるブルーを通して清潔感がある印象も与えることができます。
「雫」のモチーフは手をあげてる人にも見立て水を操ってる様子を表現し、水道業のプロフェッショナルであることもアピールしているロゴデザインです。
業種をモチーフにした会社ロゴ実例3

業種をモチーフにした会社ロゴ実例4
「家電の販売、住宅リフォーム」という業務内容をモチーフにしたロゴデザインです。業務内容に関わる「家」「人」「電球」がデザインに取り入れられています。
シンプルで明るく、親しみやすいロゴデザインですね。単色でもデザイン性を損なうことなくデザインされていて、メインカラーのオレンジはポップでかわいい印象を与えることができます。
業種をモチーフにした会社ロゴ実例4

イニシャルをモチーフにする

会社名や店名のイニシャルをモチーフとして、ロゴデザインに活用することもおすすめです。イニシャルをモチーフにすると、以下のようなメリットが得られます。

・ロゴを見るだけで会社名とサービス名が一致しやすくなる
・会社の認知度が向上する
・会社の堅実さや信頼感を印象づけることができる

人は文字よりも絵や画像の方が記憶に残りやすいという性質があるので、お客様がロゴを見ることで会社名とサービス名が一致しやすくなります。そのため「会社の認知度を向上させたい」という方は、イニシャルをモチーフにしたロゴを作成すると良いでしょう。

イニシャルをモチーフにした会社ロゴ実例1
頭文字の「h」のほか、家や自然などをモチーフにデザインに取り入れて、工務店であることがわかりやすいデザインです。やわらかい雰囲気でおしゃれにまとめ、若い世代や女性に好まれそうなデザインとなっています。
イニシャルをモチーフにした会社ロゴ実例1

イニシャルをモチーフにした会社ロゴ実例2
イニシャル「mg」とマイクロメータ、ピンをモチーフにしたロゴデザイン。すべてのモチーフがつながって一つとなったロゴは、何か一つでも欠ければ成立しない「ものづくり」そのものが表現されています。
イニシャルをモチーフにした会社ロゴ実例2

会社の理念や想い・テーマをモチーフにする

自社が大切にしている理念や想い・テーマをモチーフにすることで、お客様にも自社の想いを伝えることが可能です。また、会社の認知度向上のきっかけにもつながるでしょう。

それだけではなく、ロゴを通して社内にも自社の理念を共有して理解してもらうことができます。その結果、社員の帰属意識やモチベーションアップにもつながるのです。

会社の理念や想い・テーマをモチーフにした会社ロゴ実例1
アルファベットの「SK」をモチーフに、「つながり」や「輪」をイメージできるロゴデザインです。「女性が活躍できる会社にしたい」という想いから、力強すぎないデザインになっています。
そして、明るい配色で華やかさもデザインに取り入れられ、見ている人に「キレイ」「美しい」というイメージを与えることができます。
会社の理念や想い・テーマをモチーフにした会社ロゴ実例1

会社の理念や想い・テーマをモチーフにした会社ロゴ実例2
「水と空気を綺麗にする」というテーマから、水を思わせるような色味で「しずく」と「水玉」がデザインに取り入れられています。
リフレッシュしている人たちの周りには、キラキラとしたイメージのデザインを取り入れて綺麗になっている様子が描かれていることが特徴。ブルーとグリーンを基調に、爽やかなイメージを与えることができます。
会社の理念や想い・テーマをモチーフにした会社ロゴ実例2

こちらで紹介したほかに、会社やサービスの名称、地域に関連性のあるものをモチーフにすることもできます。

会社に関連するさまざまなものをモチーフにできますが、何よりも大切なのは「ロゴを通して何を伝えたいのか、何を感じてほしいのか」ということ。これを踏まえたうえで、最も適したモチーフをデザインに取り入れるようにしましょう。

さまざまな会社ロゴの作成事例が見たい場合は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください。
【おすすめ記事】会社ロゴの作成事例を紹介!

理想の会社ロゴを作成しましょう!

理念や想いのこもった会社ロゴを作成しましょう!

会社ロゴを作るにあたり大切な要素となる「色」「カタチ」「モチーフ」について、ロゴの実例をあわせてご紹介しました。この3つの要素でロゴの印象は変わるため、ぜひロゴ作成の参考にしてください。

また、ロゴのイメージがまとまらない場合は、ロゴ作成会社に相談するのもおすすめです。ロゴに詳しいプロと話をしていくうちに、作りたい会社ロゴのイメージがわいてくるでしょう。

会社ロゴの作成はLOGO市にお任せください

「LOGO市」は、12000社以上のロゴ作成実績があるロゴ制作会社です。さまざまな業種にわたりロゴを作成してきた実績を活かして、お客様のイメージを実現いたします。

まずは専任のロゴディレクターがお客様のご要望をしっかりとヒアリングいたします。そして、ヒアリング内容からロゴ作成に特化した適任のロゴデザイナーを選出し、ゼロからオリジナルのロゴデザインを作成いたします。

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