飲食店にロゴはつきもの!売上アップも見込めるロゴの作り方とは
あなたが飲食店に出かけて、店の前に来た時、まずどこに目がいきますか? おそらく店の看板であり、そこにあるロゴではないでしょうか。
飲食店のロゴの多くは、店名とシンボルマークを組み合わせた「ロゴマーク」と呼ばれるタイプのものです。この一見、なんてことのないように見えるロゴには、思わぬ意味や力があり、お店の売上向上にもつながるものなのです。
ここでは飲食店にとってのロゴの必要性や重要性、そして売上アップも見込めるロゴ作成の依頼方法について、ご紹介します。
飲食店にロゴが必要な理由
どの飲食店へ行くか決める時、人は何を基準にするのでしょう。多くの人は、お店のコンセプトや料理のカテゴリー、あるいはグルメサイトでの評判などではないでしょうか。これらの情報は主に「言葉、文字」によるもので、人はそれを左脳で受け取り、論理的に判断します。
しかしロゴには、これらとは違う働きがあり、飲食店にとって確かなメリットをもたらします。どんなメリットをもたらすのか、具体的に見ていきましょう。
お店のイメージが一目でわかる
ロゴの多くは、主に店名とシンボルマークを組み合わせた、ひとつの「ビジュアル」として構成されています。左脳で論理的に判断される「言葉、文字」と違い、「ビジュアル」は右脳で処理され、直感的に人の感性に働きかけます。それだけにロゴは記憶に残り、かつ店自体のイメージとも直結したものになるのです。
訪れたお客様の中には、店の雰囲気やメニュー、味、サービスといったものと同時に、店のロゴも記憶としてとどまることになります。そして再び店名を聞いたときには、ロゴとともに料理の内容や味わい、お店の空気などが思い浮かぶようになるのです。
お店のブランディングに有利
「ブランディング」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。ブランディングとは、企業名や商品名、店舗名など、名称を冠したものの価値を高めることを指します。
例えば「アップル」と聞けば、iPhoneなど時代の最先端を生み出す企業というイメージが浮かびますし、「メルセデス・ベンツ」と聞けば、伝統と革新を兼ね備えた高級車というイメージが出てきます。ブランディングとはこのように、商品や企業のイメージをポジティブなものに昇華していく作業です。
ブランディングのねらいは、大企業だけでなく、飲食店などであっても同じことです。店のブランド価値を高めることで、昨今のデフレ経済の影響で、飲食店が軒並み商品価格を下げざるを得ない中でも、価格競争に巻き込まれず、店舗の質で顧客に選ばれることが可能になります。「値段が高くても、美味しいから行きたいお店」というイメージを作り上げることができれば、自ずとリピーターも増え、収益化へとつながります。そしてロゴは、そうした店のブランドイメージを想起させ、来店へと誘導する強力なツールになるのです。
飲食店のロゴの作り方
飲食店にとってのロゴの意味や必要性をわかっていただけたと思います。では、実際にロゴを作成するにあたっての3つのステップを紹介します。
1.お店のコンセプトを決める
飲食店にとってのロゴは、店のブランドイメージを象徴する重要な要素です。ブランドイメージは「コンセプト」と言い換えることができます。コンセプトはその店の「核」となるもの、店の一番の強みです。
コンセプトの設定にあたっては「他の競合店と明確に違うのはどこか」「メニュー、味へのこだわりのポイントは何か」「何を通してお客様に満足を届けるのか」「どういうスタイルを目指しているのか」といったことに対し、徹底して検証し、答えを出していきます。その過程であらためて、店の特徴や方向性に気づくということもあるでしょう。
そして出た答えを、できるだけ短いフレーズに集約していきます。例えば活きの良い魚が売りのすし屋なら「ネタ最速」、広いスペースとソファが特徴のカフェなら「ゆったりブレイク」など。ワンフレーズで店のイメージが浮かぶようなものができれば理想的です。
2.ロゴデザインの要素を考える
コンセプトが決まれば、それをロゴとして形にしていく段階に入ります。コンセプトを、どんなスタイルに落とし込んでいけば、一番効果的なロゴになるのかを意識して要素を決めていきます。ロゴデザインの要素としては下記のようなものがあります。
【店舗のシンボルを決める】
店舗のブランドを象徴するシンボルを決めると、ロゴの方向性が定まり、作成もスムーズに行えます。例えば、有名なスターバックスのロゴには、ギリシア神話に登場する人魚が描かれていて、今やあの緑のロゴをみると、誰もが一瞬でスターバックスを連想できるはずです。
先にあげた、活きの良い魚が特徴のすし屋なら、シンボルは「魚」にするのが自然でしょうし、カフェなら「ソファとマグカップ」などもいいかもしれません。他にも以下のようにイメージをつなげてシンボルを選定しましょう。
- 食べ放題が売りの店 → 大きなお皿
- 接客にこだわりを持つ店 → スマイルマーク
- 肉の品質に自信がある店 → 牛や豚のイラスト
【テーマカラーを決める】
人は視覚からの情報に一番敏感であり、色が人に与える影響は大きなものがあります。店のブランド、コンセプトを伝えるのに一番ふさわしいカラーは何なのかを考えて選びましょう。色が持つイメージには次のようなものがあります。
- 赤……熱さ、力強さ、元気、情熱的、賑やか
- 青……クール、清潔、落ち着き、爽やか、開放
- 黄……輝き、栄光、可愛い、ポップ
- 緑……安心、安定、癒し、自然、健康
- 黒……力強さ、高貴さ、お洒落、高級
3.ロゴ作成会社に依頼する
ロゴのコンセプトも固まり、シンボルやテーマカラーも決まったとなると、次はいよいよ実際にデザインとして、ロゴを作成していくプロセスになります。方法としては、ロゴ作成の会社に依頼するのが良いでしょう。
◆なぜロゴ作成会社に依頼するのか
ロゴ作成会社であれば、通常のデザイン制作会社よりロゴ作成の実績が豊富です。また、様々な業種のロゴに対応しているので、飲食店のロゴ作成の経験も豊富ですし、広い視野から客観的な意見ももらうことができます。
依頼にあたっては、店のコンセプトや特徴、目指すブランドイメージなどを制作会社にしっかり伝えましょう。そうすることで、店舗のコンセプトに合った訴求力のあるロゴを提案してもらえます。
また、お店のコンセプトさえしっかり決まっていれば、デザインの要素については、ロゴ作成会社に相談しながら決めていくのも良いでしょう。ロゴについて気軽に相談できる、分からないことがあれば教えてもらえる、という点もロゴ作成会社に依頼するメリットです。
ロゴは一度作ってしまうと、簡単に変更できるものではありません。特に飲食店の場合は、看板やのれん、ユニフォームやチラシなど、作成したロゴを使って多くのものを用意しますよね。店のコンセプトやブランドイメージを正確に表現したものに仕上げるためにも、プロに依頼する方が安心です。
飲食店のロゴ作成実例を紹介!
オリジナルロゴ作成サービスを提供し、12000社以上のロゴを世に輩出してきた、「LOGO市」がこれまで手掛けてきたロゴの中から、飲食店のロゴをピックアップしてご紹介します。
●おかず様のロゴ
店舗名を使ってデザインしたロゴです。やわらかく手書き感のある文字が印象的で、ゆっくり安心して過ごせそうな店内をイメージさせます。
●越前そばと珈琲 HAMA庵様のロゴ
ランチタイムには蕎麦を中心に提供し、午後には珈琲を中心に提供するというお店のコンセプトをロゴマークでも表現しました。レトロで懐かしいイメージも素敵です。
●BISTRO COCOTTES様のロゴ
コックさんが美味しい香りと共に料理を運んでくれるイメージが、どんな料理を食べられるんだろうかと興味をそそります。
●Wine Bar LOS VINOS様のロゴ
ワイングラスを上から見た様子がデザインされています。高級感とラグジュアリー感がただよって、お店の雰囲気に合うロゴです。
●鉄板酒場 心地酔い しゃにむに様のロゴ
筆で書いた文字が主体になっているロゴです。筆書きならではの味とあたたかみがあり、店名が印象に残ります。
ロゴが完成したらどんどん使っていきましょう!
店のロゴが完成したら、惜しみなく活用していきましょう。また、そのためには、ロゴ作成を依頼する頃には、どんなものにロゴを使うのかも決めておくと良いです。
例えば、紺色ののれんにロゴを使う場合、のれんには白色でロゴを入れると良いでしょう。しかし、白色でもロゴを使えるようにするためには、単色でも成り立つロゴデザインにする必要が出てきます。せっかくロゴが完成しても使いづらいと意味がありませんので、ロゴの活用用途もイメージしながら作成ができるとベターです。
また、ロゴ作成会社のLOGO市では、ロゴだけではなく、飲食店の展開に必要な、名刺やショップカード、チラシ、リーフレット、ウェブサイトなどの作成も可能です。ロゴ作成を通して、店のコンセプトやブランドイメージを理解している状態で提案が可能なので、アイテムごとに業者を変えるよりもスムーズに、訴求力のあるものが完成します。
売上アップに繋がる印象的なロゴのご提案から、ロゴ完成後の活用まで、ぜひLOGO市にお任せください。