士業のロゴ作成方法と活用例を紹介

会計事務所、税理士事務所、弁護士事務所などの士業は、世間一般的に堅いイメージを持たれがちかもしれません。だからといって柔らかいイメージを打ち出しすぎると、信用度が低くなってしまうことも。

また、重厚感や高級感を打ち出したい事務所もあれば、親しみやすさや優しいイメージを打ち出したい事務所もあることでしょう。

ロゴは事務所のイメージを印象付けることができます。それだけに、独立・立ち上げ時や事務所移転などの転機には、理念や想いが伝わるような、士業に合う良いロゴを作っておきたいものです。

この記事では、士業ロゴの作成についてご紹介します。

目次

  1. 士業にロゴは必要?
  2. 士業とは?
  3. 士業のロゴ作成事例を紹介!
  4. オススメのロゴ作成方法
  5. 士業向けロゴの活用事例
  6. 理念・想いを込めたロゴを作成しましょう!

士業にロゴは必要?

ロゴ作成といえば、自社の魅力や商品を、直接消費者にイメージ付けすることができる、起業や商品開発段階の準備になります。

では、士業にとってロゴ作成はどのような位置づけになるのでしょうか。

「特になくてもいい」そう考える会計事務所、税理士事務所、弁護士事務所なども多くいらっしゃるかもしれません。ですが今や士業もサービス業の側面を持ちます。
そのため、ロゴ作成によるイメージ戦略は、士業にとっても効果が大きいと言えるのです。

ロゴは士業のブランディングツールになる

士業ロゴの役割は、まさしく言葉では表現できない領域のイメージ作りです。そして士業事務所のドアを叩く前の一般客へのアプローチになります。

士業においてもブランディングを通して事務所の認知度を向上させ、多くの問い合わせ・相談・依頼に繋げるということは重要です。

ロゴは士業のブランディングツールになる

ロゴの役割のひとつに「事務所やサービスの顔になる」ということが挙げられます。

ロゴのような絵や画像は、文字よりも人の記憶に残りやすいという特徴があります。そのため、文字だけで事務所をアピールするよりも、ロゴと合わせて目に触れる機会を増やした方が認知度が上がりやすいと言えます。

また、理念や想いを込めたロゴを作ることで他事務所と差別化を図ることができ、事務所が成長・発展していくなかで、信用の証となっていくのです。

士業とは?

士業(しぎょう)とはサムライ業ともいわれる国家資格取得などが必要とされる専門性の高い職業です。業務が生命、身体、人権、財産、精神、生活に直接関わる社会的責任のある特殊な職業になります。江戸時代以前から「士」は官僚や侍、学問、道徳があり尊敬される人物を意味する言葉として用いられており、士業は尊い仕事を意味するものだともいえるでしょう。

士業(しぎょう)と一口に言っても、資格や仕事内容は多岐にわたります。

八士業

下記の資格は八士業と呼ばれ、戸籍、住民票などの職務請求権を持ちますね。

・弁護士:訴訟手続き等、法律事務全般
・司法書士:不動産権利登記、官公庁への提出書類作成代行
・土地家屋調査士:不動産登記、調査、測量、申請代行
・税理士:税務代理
・弁理士:特許庁手続代理
・社会保険労務士:労働社会保険諸法令申請代行
・海事代理士:海事に関する手続き代行
・行政書士:官公署の提出書類作成代行

八士業以外の士業

八士業以外のこれらの資格も、高い技能が求められる職業です。

・公認会計士:証券取引法にもとづいた会計監査
・技術士:科学技術に関する分析、指導
・一級建築士:国土交通大臣から認可された設計士
・不動産鑑定士:不動産の経済価値の判定、評価
・中小企業診断士:中小企業の経営コンサルタント
・ファイナンシャル・プランニング技能士:顧客の資産設計、アドバイス

士業のロゴ作成はさまざま

同じ士業でも、事業内容理念によってロゴ作成は千差万別、多種多様だといえます。得意分野や、スタッフ構成などでも違ったロゴのイメージが生まれるでしょう。

また、士業のロゴ作成ではターゲット層も想定する必要があります。個人相手であるのか、企業相手であるのか、官公庁相手であるのかといったことでも、ロゴ作成のイメージ作りが変わってきます。具体的な士業ロゴ作の成事例などを参考にするのも良いでしょう。

LOGO市の士業のロゴ作成

ロゴ作成会社のLOGO市では、多くの士業の先生からロゴ作成依頼をいただいてきました。ロゴの作成実績が多いのが強みです。ロゴを見た時に、ターゲット客層にどのような印象を持たれるかという点も考慮し、士業の先生の理念や想いを込めたロゴデザインをご提案いたします。

また、LOGO市では、ご要望をしっかりヒアリングした上で、ロゴ作成に取りかかりますが、無料提案の流れでご対応しています。デザインが気に入らない場合には料金が発生しないという点も特徴の一つです。

士業のロゴ作成事例を紹介!

ここでは、実際にLOGO市にご依頼いただいた士業ロゴの作成事例をご紹介いたします。それぞれの特徴がありますので、ぜひイメージを広げる参考にしてください。

士業のロゴ作成事例:その1

WABISUKI様のロゴ(会計事務所/監査法人)
WABISUKI様のロゴ(会計事務所/監査法人)
クラウド型の監査業務システムを運用する会計事務所らしく、シンプルな中にも先進性が見て取れるロゴデザインになっています。あえて大文字のフォントを起用することで、「温かみ」と「質実さ」がうまく融合しているといえるでしょう。また、フォントのグリーンからブルーへのグラデーションでは柔軟性も表現されています。ロゴマーク(麻の葉)が感じさせるのはグローバルネットワークの強みです。

士業のロゴ作成事例:その2

あじさいリーガル司法書士事務所様のロゴ(司法書士事務所)
あじさいリーガル司法書士事務所様のロゴ(司法書士事務所)
身近な土地建物に関すること、日常の法律問題、会社設立や事業継承に関する問題を解決する司法書士事務所のロゴマークです。町の法律相談事務所として、親しみやすいロゴマークと書体で構成されています。カラフルな色使いですが、安心感が前面に出されていて、印象にも残りやすいでしょう。

士業のロゴ作成事例:その3

ひらかわ司法書士事務所様のロゴ(司法書士事務所)
ひらかわ司法書士事務所様のロゴ(司法書士事務所)
ひらがなのやさしいロゴに、人のぬくもりが感じられるロゴマークがバランスよく配置されています。特にグリーンの彩度が抑えられていて、優しい落ち着いた印象を誰もが受けるでしょう。「人に寄り添う司法書士事務所」を表現できているデザインですね。

士業のロゴ作成事例:その4

税理士法人グローウィズ様のロゴ(税理士法人)
税理士法人グローウィズ様のロゴ(税理士法人)
パープルとグレーの組み合わせがクールな高級感を演出しています。スマートさや上品さも感じられ、信頼できる税理士法人であることをアピールすることができるデザインです。

士業のロゴ作成事例:その5

ベイエリア司法書士法人様のロゴ(司法書士事務所)
ベイエリア司法書士法人様のロゴ(司法書士事務所)
法人名のベイエリアをイニシャルで表現したロゴマークに親しみが持てます。長年の実績を持つ司法書士法人らしく、落ち着きと地域密着の安定感が十分に感じられますね。オレンジとブルーの組み合わせは好感度の高いコンビネーションです。

士業のロゴ作成事例:その6

税理士法人デプロ様のロゴ(税理士法人)
税理士法人デプロ様のロゴ(税理士法人)
元気が出る躍動的なイニシャルのロゴマークがアクセントとなり、記憶に残るデザインです。堅実さのなかに、程よいあたたかさも感じられます。包み込むようなフォルムは、お客様のニーズや問題にしっかりと寄り添う「信頼」のイメージです。

士業のロゴ作成事例:その7

冨岡行政書士事務所様のロゴ(行政書士事務所)
冨岡行政書士事務所様のロゴ(行政書士事務所)
行政書士の徽章である「コスモス」をモチーフにしています。やわらかく優しいイメージで、女性にも良い印象を持ってもらえるデザインです。安心して相談ができる行政書士事務所ということが連想されますね。

士業のロゴ作成事例:その8

労務管理オール様のロゴ(社会保険労務士法人)
労務管理オール様のロゴ(社会保険労務士法人)
安定感・信頼感を感じさせるデザインです。落ち着きのあるブルーとグリーンを使用しているため、誠実さも感じられます。また、三角形は名前の「ALL」で構成されています。

士業のロゴ作成事例:その9

佐野特許事務所様のロゴ(特許業務法人)
佐野特許事務所様のロゴ(特許業務法人)
イニシャルの「SPO」でデザインされたロゴマークが印象的ですね。濃いめのブルーでカッチリとした印象のなかに、オレンジのポイントカラーが映えて、親しみ易さも持てます。「since1986」と創業年を入れることで実績も一緒に伝えることができますね。

士業のロゴ作成事例:その10

木曽の風法律事務所様のロゴ(法律事務所)
木曽の風法律事務所様のロゴ(法律事務所)
「依頼者を良い方向へ導く風でありたい」との想いから命名されたお名前。ロゴマークはその理念と、地域を流れる雄大な木曽川を表現しています。落ち着きがあり、見ていて安心感を覚えるデザインです。

以上、士業ロゴの作成事例をご紹介しました。

ロゴ作成の依頼前にさまざまなロゴデザインを見ることで、作りたいロゴのイメージが膨らんできたり、方向性が決まってきたりもしますので、ぜひいろいろご覧になってみてください。
LOGO市:ロゴデザイン実績一覧

オススメのロゴ作成方法

オススメのロゴ作成方法

これまで、作成事例などを見てきましたが、士業ロゴの特徴としてあげられるのは、意味やストーリー性が盛り込まれた、趣深いロゴが多いということですね。そのためロゴ作成はプロのデザイナーにまかせるのが一番のおすすめになります。なぜならロゴデザインは緻密な計算の上構成され、記憶に心地よくとどまるセオリーが必要だからです。

士業のロゴ作成:準備すること

士業のロゴ作成の成功のカギは、なんといってもロゴデザイナーに明確な要望を伝えられるかどうかにつきます。

そこで、イメージに繋がるような内容を事前にまとめておくと、スムーズ且つ明確に要望をデザイナーに伝えることができます。また、まとめていくなかで、気づいていなかった点を思いつくなどの利点もあるでしょう。

以下に、まとめておくと良い内容の例をご紹介します。これらはロゴをデザインする上でのコンセプトになっていきます。

1.事務所名、名前の由来
2.得意分野・強み
3.スタッフ男女構成比
4.ターゲット客層
5.どんな事務所にしたいか
6.士業をするうえで大切に考えていること  etc.

また、可能な範囲で「どんなイメージのロゴにしたいか」ということもある程度決めておくと良いでしょう。

ロゴ制作会社とは?

ロゴ制作会社とは、ロゴ作成に特化したデザイン会社です。一般的なデザイン会社よりも、ロゴデザインへの専門性が高いことが特徴です。

LOGO市もロゴ作成に特化したデザイン会社です。これまでに12000社以上のロゴ作成実績があります。デザイナーも常時20名以上が在籍しているので、イメージの偏りなく、さまざまなロゴをご提案することが可能です。

LOGO市のロゴデザインプランでは、まずは無料でロゴをご提案します。デザインが気に入らなければ料金は掛かりません。制作前のイメージ相談もお気軽にご連絡ください。

士業向けロゴの活用事例

士業向けロゴの活用事例

ロゴの活用方法も事前にある程度決めておくと良いでしょう。

ロゴはイメージ戦略の要ですので、利用できるところを探してピックアップしましょう。名刺、看板、ウェブサイト、パンフレット、封筒、ハガキ。クリアファイルやフラットファイルにも活用できますね。また、開業記念や周年記念のノベルティを作るのも良いでしょう。ちょっとしたものでも意外に喜ばれるものです。ふせん、卓上カレンダー、ボールペンなど、ほとんどのグッズに名入れをすることができます。

ロゴの活用事例
名刺・看板・ウェブサイト・パンフレット・封筒・ハガキ・クリアファイル・フラットファイル・紙袋・チラシ・ポスター・リーフレット・ステッカー・SNS・ノベルティグッズ etc.

LOGO市でも「ロゴを作って終了」ではなく、その後の名刺や封筒、ウェブサイト・パンフレットなど、士業の事務所に必要なロゴを活かした販促物の制作を行なっています。

理念・想いを込めたロゴを作成しましょう!

以上、士業のロゴ作成についてご紹介いたしました。

士業では、それぞれの事務所・先生が理念や想いを持ち、信念の下、顧客に寄り添い、日々多くの案件に取り組んでいらっしゃると思います。だからこそ、理念・想いを重ねてロゴを作成し、永く愛用できるアイデンティティロゴを手に入れましょう。