ロゴについて知ろう!「得する」ロゴの作り方

何かをスタートさせる時、そろそろステップアップしたい時、はたまたリニューアルの時……ロゴを作成するシーンは、いろいろなタイミングで訪れます。あなたが、LOGO市のようなロゴ作成専門のデザイン会社のデザイナーでないのなら、ロゴ作成自体がはじめてであることも珍しくありません。

「デザインはプロに」と、ロゴ作成をデザイン会社に依頼することを決めたとしても、どんなステップでロゴづくりをおこなえばいいのか分からない……そんな理由で、ここに辿り着いた人もいることでしょう。

ここではロゴ作成の基本を知り、より効果的なロゴ作成をおこなえる、デザインのことをよく知らない人でもわかる「得するロゴづくり」を学んでいきましょう。

目次

  1. 1.ロゴ作成の前にデザインについて知る
  2. 2.ロゴ作成のためにロゴの基本構成を知る
  3. 3.ロゴ依頼前の準備を知る
  4. 「得するロゴづくり」には事前準備が大切!

1.ロゴ作成の前にデザインについて知る

「ロゴ作成」を簡単にひとことで言うと、ロゴをデザインすること。

デザインと聞くと、「イラストを描く」行為のみを指すと思っている人は少なくありません。もちろん、イラストを描くこともデザイン作業の要素にありますが、デザインではイラストを描かないこともあります。

デザインとはそもそも図案などを考案し、目的をもって要素をならべ、適切に設計していくことです。

ロゴであれば、絵を描く行為そのものよりも、そのロゴにどういった意味をもたせるのか、ロゴはどういった目的で使われるためのものなのかといったことを踏まえながら、見た目や実用面などを考慮して、図案や模様、文字などを組み合わせて、ロゴ作成することをロゴデザインと言います。

つまり、ロゴデザインはデザイナーの技術だけでなく、ロゴの発注・依頼主も一緒に参加して完成するものです。しかし、作業自体はプロに任せるのが一番。依頼主として、プロに任せるためには、少しだけ基礎知識を身につけるとよいでしょう。

ロゴ作成 デザイン 依頼方法

2.ロゴ作成のためにロゴの基本構成を知る

ロゴ作成を依頼する前の基礎知識として、事前に知っておきたいことはロゴデザインの基本構成です。

ロゴと一般的に呼ばれるものは、図形や模様などで形成される「ロゴマーク」と呼ばれるもの、社名やキャッチフレーズといった文字で構成される「ロゴタイプ」と呼ばれるもの、その2つを組み合わせたもの大きくわけて3種類あります。

デザイナーとの会話でも「(ロゴ)マークの部分は」や「ロゴタイプの部分は」といった内容が出てきます。会話においては、共通言語が多いことは重要です。これらのロゴに関する基礎用語を覚えておくと、依頼主としてデザイナーにより適切に想いを伝えられるかもしれません。

ロゴマークとロゴタイプ

iPhoneで有名なAppleはリンゴのロゴマークのみです。一方、大手検索サイトのGoogleはロゴタイプのみ。これらの商品を届けてくれる”クロネコヤマト”でおなじみのヤマト運輸は、ロゴマークとロゴタイプを組み合わせたロゴデザインです。

単独なのか組み合わせなのかの理由は様々ですが、Appleのようなロゴマークのみの表現は、それなりにネームバリューがあるものに採用される傾向にあります。とはいえAppleの場合は、マーク自体が社名と同じApple=リンゴですね。

Googleのような、ロゴタイプだけで表現する場合は、シンプルにわかりやすくしたいと狙う時に採用されやすいです。ただし、ロゴタイプだけでロゴ作成をする場合、できる限りシンプルにしないと、そもそもの文字が読めないといった問題も起きますのでご注意ください。ただし、派手で読みづらくても、狙ってやるならアリです。

企業やお店のイメージを装飾に込めたい場合は、ロゴマークとロゴタイプの組み合わせを検討してみるとよいかもしれません。次回でも触れますが、たとえば社章を作成する場合、社名が英語で8文字なら、やや横長のロゴタイプの社章になり、少々勝手が悪いと感じる人も少なくないでしょう。こういったことを考慮する必要があるのです。

ロゴは会社やお店の名前以外にも、食品パッケージにつける小さなピンポイントロゴを作成する場合もあります。

「商品名などのデザインはすでにあるので、シンボル的なロゴのみを作成したい」

こうした依頼もロゴデザイン会社には寄せられます。シンボルとしてのロゴは、ロゴタイプを入れずにロゴマークのみでつくることも多いです。この場合は、すでに制作されている物があれば、デザイナーと共有しておくのとスムーズに進みます。

ロゴ作成 デザイン事務所 人気

ロゴ作成は3種類のうちのどれにするのか?

下記のような感じで事前に想定しておくとよいかもしれません。

  • シンプルに文字のみで読みやすくしたいならロゴタイプのみ。
  • 装飾をほどこして派手に見せたい場合はロゴマーク&ロゴタイプ。
  • シンボル的な標としてロゴ作成をしたいのであればロゴマークのみ。

ただし、これらはあくまでも一例です。最終的にはロゴ作成をするデザイナーの意見も聞きつつ、ご自身にとって一番よいパターンを探っていきましょう。

3.ロゴ依頼前の準備を知る

次に、ロゴを実際に依頼する前に準備しておきたいことを紹介します。

1.原点を明確に!ロゴ作成の「目的」を記す

ロゴ作成に限らずデザイン全般に言えることですが、“ロゴを作ること”自体が目的であってはいけません。

「印象的なロゴを作成してお店を覚えてもらいたい」
「ロゴを作成して企業ブランドを明確にしたい」
「ポップなロゴを作成してイメージを良くしたい」

これらの「ロゴを作成する理由」があって、ロゴを作ることになったはずです。しかし、いざロゴ作成にとりかかると、ロゴを作ること自体が目的になってしまい、徐々に本来の目的であった「ロゴを作成する理由」を忘れてしまいがちです。

目的を見失うと、担当者や経営者の趣味に寄りすぎたり、派手な装飾や斬新さばかりを求めてしまったりします。これでは、ロゴを作った意味がなくなってしまうかもしれません。

いつでも、“なぜロゴを作成するのか”に立ち返られるように、ロゴを作成することが決まった段階で「ロゴを作成する理由」を書きとめておくとよいでしょう。

ロゴ作成 ロゴ制作会社 ロゴ専門 デザイン

・ロゴを作成するそもそもの理由は?
例)お店を知ってもらいたい・商品を覚えてもらいたい・会社に信頼感が欲しい…等
・ロゴを作成して期待する効果は?
例)売上をアップしたい・高級感を演出したい・地域に愛されるお店にしたい…等

とくにビジネスにおいては「原点」を明確にすることは重要です。ロゴは会社や団体にとって旗印になります。想いをロゴに反映させることで、この先どんなことがあっても、ロゴを見て原点に立ち帰れます。

デザイナーにロゴ作成を依頼する時は、こうした”想い”を伝えれば、より目的に沿ったロゴができるでしょう。

2.ロゴを何に使うのか考えておく

ロゴをつくる目的は明確になった……はずですが、実はまだまだ事前に決めておきたいことがあります。それは、ロゴを何に使うかです。

ロゴを作ったら、使うことは自ずと決まってくるだろうと思っている人も少なくありませんが、何に使うかを決めずにロゴを作成する人も珍しくないのです。実際に何に使うかと言われたら、何と答えますか?

名刺、ショップカード、看板、ウェブサイト、封筒、会社案内、チラシ……

このあたりでしょうか。いざ考えてみると、意外とパッパッと回答できない人も多いです。

ロゴ作成 名刺 デザイン

ほかにも、スーツにつける「社章」、現場で使う「ヘルメット」、Twitterなどの「SNSのアイコン」など。
他の人から言われると「あぁ、それもあった」というのは意外とあります。しかも、これらを先に思い浮かべてロゴを作っておけばよかったとなることも多いのです。

◆例1:ロゴを社章に使う場合

たとえば企業ロゴをロゴタイプ(文字)だけにした場合、文字数が多いと「社章」にした際に少々勝手が悪くなります。そのため、ロゴを社章にも使うのであれば、ロゴタイプの頭文字単体だけでも使用できるデザインにしたり、ロゴタイプだけではなくロゴマークもセットで依頼したりすると良いでしょう。

ロゴ 社章

たとえばGoogleは検索サイトのトップに「Google」とすべて書いたロゴを掲示していますが、場所によっては、通常は青である頭文字の「G」をカラフルにしたものだけを使うことがあります。

ロゴ作成の最初の段階からGoogleのように頭文字単体で使うことも想定したデザインに仕上げておけばよいのですが、後から頭文字だけのロゴを作る場合は、デザイナーに新たなロゴ作成を依頼することになり、費用もかさんでしまいます。

◆例2:ロゴをヘルメットに使う場合

「ヘルメット」に使うロゴでも同様です。たとえば清水建設のロゴは、漢字表記に加えて、"SHIMIZU CORPORATION”と英語の表記と、さらに楕円に斜めの線が入ったロゴがあります。さらにヘルメットなどで使われるロゴは、楕円のロゴの下に「SHMZ」と"清水”を省略した英語表記が入っています。

ロゴ 作成 ヘルメット

ヘルメットの場合「○○建設」のような表記は横にいれて、正面にはロゴマークを入れることが多いことを考慮すると、ロゴマークは正方形に収まるものがベストです。

◆例3:ロゴをSNSのアカウントに使う場合

Twitterなどの「SNSのアイコン」にロゴを使うケースも多いですね。SNSのアイコンは、仕様がバラバラで統一されていませんが、多くは真四角、もしくは円形です。ということは、円の中に収まるロゴを作成しておけば、どちらも問題なく使えます。

ロゴ作成

YouTubeアカウントをつくる企業やお店も増えてきました。YouTubeではアイコン、アカウントページのヘッダー、さらに動画内のOPでロゴが登場することもあるでしょう。今すぐには開設しないけど、この先ではSNSを活用する予定があるといった場合は、そのあたりも考慮してロゴ作成すると良いかもしれません。

「得するロゴづくり」には事前準備が大切!

今回、例として紹介したロゴの使用用途は、事前にどうなるか分からないものもあると思いますが、ロゴ作成を依頼をする前に、可能な限り何に使うかを書き出しておくと、制作会社との打ち合わせもスムーズです。
また、ロゴの使用用途を伝えておくことで、さまざまなものに活用しやすい(汎用性が高い)ロゴを提案してもらえます。

どんなにデザインが気に入っても、使いづらいロゴとなってしまっては、おいおい修正を入れたり、はたまた作り直した方が良いのではとなったりするかもしれません。そうすると、結果、ロゴの費用もかさんで、時間も費やすことになります。

ロゴは作って終わりではなく、完成してからスタートです。
ロゴを作る目的を見失わず、魅力的なロゴを作ってビジネスを加速させていきましょう。

ロゴ作成ならLOGO市の無料提案をご利用ください

「LOGO市」ロゴ作成の専門会社です。加えて、ロゴ完成後の名刺やウェブサイト、パンフレットなどの作成も一貫して依頼が可能。

LOGO市のご利用数は1万2千社を達成しており、10年以上に渡り、様々な会社のロゴ作成をはじめ、お店やサービスのロゴなども幅広く対応し続けています。
ロゴのご依頼に関しても、お客様の想いや意図を汲み取るために、専任のディレクターが担当に付き、理想のロゴを作るためのサポート体制が充実しています。

そして、LOGO市のオリジナルロゴデザインプランは、初めての人でも安心してご依頼いただけるよう、デザインが気に入らない場合は料金が発生しないという無料提案での流れを採用しています。
ロゴを作成する際は、是非ご利用ください。